2022/05/17 18:37

信楽焼で支える新しい発酵食品文化

滋賀県は、自然環境に恵まれ、古くから鮒ずしをはじめ発酵文化の土壌が豊かです。特に信楽には、他産地では真似のできない日本酒の発酵壺やお茶を熟成する為の茶壷などの大物陶器や食器づくりの技術があり、日本の伝統的な発酵食品文化を支えてきました。


陶器壺は腐ることなく耐久性に優れ、菌の生息にも適しているため、昔から発酵食材を製造する発酵道具として使用されていましたが、現在では、その製造容器は、プラスチックやガラス製に取って代わられました。しかしながら、近年では、焼酎醸造や黒酢醸造用として通気性の良い陶器製の壺が見直されつつあります。

 

日本には、世界に冠たる「発酵文化」が育っており、日本の地方の食材として、また、伝統食材として、現在も食されています。滋賀県でも「健康しが」の推進がなされ、「発酵文化」への注目が高まりつつあります。
そこで伝統ある滋賀県内の発酵文化と信楽焼の融合により、より豊かな食生活を生み出し、新型コロナ感染症対策で見直される新しい暮らしを提案していくことができると考え、今回のプロジェクトをスタートしました。

 

滋賀県で発酵と言えば、高島市。

そこで、高島市在住で、発酵料理家として活躍されている他谷昌子さんに全面的にご協力いただき、

 

 
開発をはじめて、約2年・・・

 

ついに、「信楽焼 発酵壺」が完成いたしました!